第64回気象予報士試験 学科専門はどうだった?~予想的中!夏期講習・サボテン模試・ドリル~
- 奥田 純代

- 2025年9月4日
- 読了時間: 5分
こんにちは。TeamSABOTENのスクール講師・奥田純代です。
昨日(2025/9/3)、気象業務支援センターより第64回気象予報士試験の解答例が発表されました。受験された皆さんは答え合わせをしてみましたか?
今回は、学科専門知識を解いてみた感想をお話しします。
■ 難易度はこれまでと同程度 過去問と全く同じ図の使用は残念
今回の学科専門知識は、難問は少なく、基本的な問題が多かった印象です。
問題の難易度は、ここ数年の過去問と同程度で、全体的に基礎知識をしっかり身に付けていた方は、比較的解けたのではないでしょうか。
これまでの試験と同様に過去問と似たような問題も多く含まれ、中には過去問と全く同じグラフを使用した問題や、一般知識の範囲と思われる問題も増え、模擬試験の制作を担当する立場からすると残念な部分もありました。
一方で、問13では「2週間気温予報」「早期天候情報」「熱中症警戒アラート」が初めて出題されました。
■ 夏期講習で指摘した「早期天候情報」「熱中症警戒アラート」的中
7月に開催したTeamSABOTENの夏期講習を受講された皆さん、覚えていますか?
学科専門の講義内で、「早期天候情報」「熱中症警戒アラート」の2つについて
『まだ出題されていませんが、そろそろ出ていい頃だと思います。』
とお話ししました。

また、私が制作を担当したTeamSABOTENの気象予報士合格模擬試験シリーズ24の専門問14には、「2週間気温予報」と「早期天候情報」の類似問題を出題していました。
いずれも基礎知識の問題だったので、しっかり学習され方は迷わず解けたと思います。
■ サボテンの模擬試験・ドリルを活用した人はラッキー♪
他にもサボテンの模擬試験、ドリルと似た問題が出題されました。
問1:地上気象観測と観測結果の統計について
問1は、いつも地上気象観測における大気現象の定義や観測要素についての問題が出題されますが、今回は「地上気象観測と観測結果の統計」と、統計に用いられる用語の定義を問われる問題が出題されました。
特に(b)の気象観測の統計で用いられている「寒候年の期間」については、知らないと解くのが難しい問題でした。
しかし、TeamSABOTENの気象予報士試験サボテンドリル専門①を活用して学習していた方は解けたはずです!
専門知識 問1
(b)降雪の深さや積雪の深さについて、年をまたいだ1年間(12か月)の統計を行う場合、前年10月から当年9月までの1年間について行い、その期間を寒候年という。
◆サボテンドリル専門①問10

空欄③④は、まさに寒候年を問う問題です。
これを解いていれば、専門知識(b)の『前年10月から当年9月まで』が間違いであることがすぐにわかりますね。
気象観測結果の統計は、『あまりなじみがない』と思われるかもしれませんが、すでに皆さんの生活に関わっています。
日々の天気予報で耳にする「平年より○○」や「観測史上○○」などは、気象観測結果の統計から言えることで、防災気象情報や気候変動の監視に不可欠です。
それに気象予報士になるのなら、やはり必要な知識ですので、ぜひ学習しておきましょう。
気象観測結果の統計については、気象庁ホームページに公開されている「気象観測統計指針 第1部 統計方法の解説」(PDF)で学習することができます。
(気象観測指針も読んでみるとなかなか面白いですよ。)
問2:気象レーダーで観測されるエコーについて 問2は、気象レーダーにおける非降水エコーについてで、定期的に出題される問題でした。
ほとんどが気象庁ホームページにも掲載されている内容ですが、(c)と(d)については模擬試験シリーズ26専門問2に類似問題が出題されています。
模擬試験がどんな問題だったかは、【第64回気象予報士試験 学科一般・専門の感想戦】でご紹介します。
本試験との類似した問題は他にも…
問3(b)対流圏界面の高さの推定について
⇒サボテンドリル専門②問2
問4(c)局地モデルの積雲対流パラメタリゼーションについて
⇒模擬試験シリーズ25専門・問4
■【第64回気象予報士試験 学科一般・専門の感想戦】ではもっと詳しく話します
9/6(土)13:00~14:00に開催するTeamSABOTENのサブスク【SABOTEN's CAMP】限定ライブ【第64回気象予報士試験 学科一般・専門の感想戦】では、類似問題の詳しい内容や、出題傾向、私が「残念」と思った問題などについてもお話しします。
受験された方だけでなく、これから学科の勉強を始める方、再び学科試験を受けられる方にも今後の学習のヒントになると思いますので、ぜひご参加お待ちしています。
TeamSABOTEN 気象予報士・気象防災アドバイザー 奥田純代
●TeamSABOTEN気象予報士スクールからのお知らせ
TeamSABOTENでは、合格のための様々なコンテンツをご用意しております。
ぜひご活用ください。
◆実技過去問解説(第51回~第64回)
TeamSABOTEN 気象予報士スクール
当スクールでは、学科分野から実技分野まで気象予報士試験に合格できる様々なオンライン講座をご用意しています。 また、長年 オリジナル模擬試験も作成・販売しており、 “ 気象の本質がよくわかる ” と 受験生に大好評です。 気象予報士の資格取得後は、気象の専門家を目指してスキルアップできる環境も整っています。















コメント