【実技の問1 虫食い問題かんたん解説】第56回気象予報士試験<実技2>
- 奥田純代

- 2025年10月5日
- 読了時間: 4分
こんにちは。TeamSABOTENのスクール講師・奥田純代です。 このシリーズでは、実技試験の問1で必ず出題される気象概況の虫食い問題について、簡単に、わかりやすく、そして正確に解説します。
今回は、第56回気象予報士試験<実技1>の問1(2)。台風が発達せず、西日本の南で熱帯低気圧となる事例です。
■第56回気象予報士試験<実技2>
実技2問1(2)

図1の地上天気図にみられる台風について述べた次の文章の空欄( ① )~( ⑨ )に入る適切な語句または整数値を答えよ。ただし、①⑨は漢字表記、②③は16方位、④は下の枠内から適切なものを1つ選んで答えよ。
先島諸島近海にあった熱帯じょう乱は、6日9時に( ① )から台風に変わった。6日9時現在、台風は石垣島の( ② )およそ140km の海上にあり、( ③ )へゆっくりと進んでいる。中心の位置は( ④ )である。中心の気圧は( ⑤ )hPa、最大風速は( ⑥ )ノットであり、( ⑦ )時間以内に中心付近の最大風速が( ⑧ )ノットに達すると予想されている。この台風には海上( ⑨ )警報が発表されている。
選択肢
④ ( 正確 ほぼ正確 不確実 )
■①③~⑧は付記された台風の情報の読み取り
<学習のヒント>記号の読み取りはよく出題されるので、しっかり覚えてミスなく解答できるようにしよう

台風の情報の内容
[TS XXXX] 台風 XXXX号
[UPGRADED FROM TD] 熱帯低気圧から発達
[1002 hPa] 中心気圧1002hPa
[25.5N 124.8E PSN FAIR] 中心位置 北緯25.5°東経124.8°
中心位置の確度 ほぼ正確 ※画像3を参照
[NE SLOWLY] 進行方向 北東 移動速度 ゆっくり
[MAX WINDS 35 KT] 最大風速 35ノット
[GUST 50 KT] 最大瞬間風速 50ノット
[EXPECTED MAX WINDS 50 KT NEAR CENTER 中心付近の最大風速 50ノット
FOR NEXT 24 HOURS 今後24時間以内に
EXPECTED GUST 70 KT] 最大瞬間風速 70ノットに発達
[OVER 30 KT WITHIN 90 NM E-SEMICIRCLE 30ノット以上の強風域 東側半円で90海里
70 NM ELSEWHERE] 反対側(西側半円)で70海里

※「PSN」は、POSITION(位置)の略
5行目の移動速度を示す「SLOWLY」は「ゆっくり」の意味。「速度5ノット以下」であることも一緒に覚えておこう。

なお、②は「16方位」、④は選択肢から答えるよう指示がある。
以上より
① 熱帯低気圧
③ 北東
④ ほぼ正確
⑤ 1002
⑥ 35
⑦ 24
⑧ 50
■②は方角の読み取り
台風の中心位置(✕印)が石垣島から見てどの方角にあるのかを読み取る。
なお、「16方位」で答えるよう指示がある。
② 北北東
■⑨は海上警報の読み取り
台風に付記している記号は[SW]。海上暴風警報が発表されていることを意味している。
⑨ 暴風
第56回試験の実技2問1(2)穴埋め問題はいかがでしたか。
ほとんどが台風の情報から読み取る問題でした。実技1問1の穴埋め問題と違って問いの数が少ないので、ミスなく全問正解できるようにしましょう。
この記事を書いた人
TeamSABOTEN 気象予報士・気象防災アドバイザー 奥田純代
●TeamSABOTEN気象予報士スクールからのお知らせ
TeamSABOTENでは、合格のための様々なコンテンツをご用意しております。
ぜひご活用ください。
公式解答に基づき、問題の解き方や答え方、着目点などを丁寧にわかりやすく解説。
これで過去問を徹底的にマスターしよう!(無期限で何度でも視聴可能)

TeamSABOTEN 気象予報士スクール
当スクールでは、学科分野から実技分野まで気象予報士試験に合格できる様々なオンライン講座をご用意しています。 また、長年 オリジナル模擬試験も作成・販売しており、 “ 気象の本質がよくわかる ” と 受験生に大好評です。 気象予報士の資格取得後は、気象の専門家を目指してスキルアップできる環境も整っています。















コメント