四神獣が日本列島を守る?:元気象庁予報官・鈴木和史のコラム(第8号)~気象予報士の知識が高まる わかりやすい解説~
- 許斐知華

- 10 分前
- 読了時間: 4分
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【元気象庁予報官・鈴木和史のコラム】第8号を公開します。
気象予報士の方も受験生にとっても知識が高まる、わかりやすい解説です。
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●鈴木和史先生のご経歴
・気象大学校卒業
・気象庁予報課予報官
・気象衛星センター解析課長
・宮崎地方気象台長
・鹿児島地方気象台長
●四神獣が日本列島を守る?【元気象庁予報官・鈴木和史のコラム】第8号
(2022.9.30メルマガ配信 原文のまま)
風水では、架空の動物である四神獣(青龍・朱雀・白虎・玄武)が、それぞれ東・南・西・北の方向を守るという。
さて、9月14日9時500hPa天気図(図1)では、本州に高気圧中心があり日本列島を覆っている。切り離された高気圧セルが日本付近にある珍しい気圧配置である。 日本列島はこの高気圧に覆われほぼ全国的に晴れた。そして低気圧が、この高気圧セルを取り巻いている。

衛星のトゥルーカラー再現画像でみると(図2)、日本列島の東西南北方向に渦状の雲域があり、ちょうど四神獣として日本列島を守護しているようにみえる。千島付近の渦は温帯低気圧で「玄武」にあたる。東にある「青龍」は台風13号、南の「朱雀」は台風14号、西の「白虎」は台風12号だ。

可視画像では同じ形状の渦に見えるが、同時刻の水蒸気画像(図3)では、温帯低気圧と熱帯低気圧の構造の違いがわかる。「玄武」は低気圧中心付近の雲頂高度が低く、中緯度強風軸に伴う暗域が南側に位置し、寒冷低気圧に伴う温帯低気圧構造をしていることを表す。他は熱帯擾乱なので中心付近に雲頂高度の高い対流雲が存在し、サブジェットに伴う暗域が北側や西側にある。つまりサブジェット南側の湿った大気中で発達している熱帯擾乱であることを表す。「白虎」の西側の暗域は南北に連なり谷が深まりつつあることを表しているので、次第に台風の北上を早めるだろうことを推測させる。

このときの様子は、サボテンのYouTubeチャンネルにアップした動画 【スーミン衛星センター】 で観られますので、まだの方は是非ご覧ください。

元気象庁予報官・鈴木和史のコラム
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この記事を書いた人
TeamSABOTEN 気象予報士・気象防災アドバイザー 奥田純代
TeamSABOTEN 気象予報士スクール
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