【第65回気象予報士試験】学科一般分野の振り返り
(2026.1.29)
こんにちは。TeamSABOTENのスクール講師・佐々木恭子です。
第65回気象予報士試験を受験された皆様、お疲れさまでした。
TeamSABOTENでは、第65回試験の実技分野について、
試験翌日の1月26日に解答速報を出し、あわせて【実技の感想戦】を行いました!
今日は、学科一般分野の内容について、2月6日に開催予定の【学科の感想戦】前に少し
試験内容を振り返ってまとめてみました。
■第65回気象予報士試験・学科一般分野 今回の問題の構成
問1 | 成層圏、オゾン層について |
問2 | 気体の状態方程式、静力学平衡 |
問3 | 水蒸気を含む空気塊の物理量の変化 |
問4 | 暖かい雨の雲粒、降水粒子について |
問5 | 電磁波の波長と散乱 |
問6 | 慣性振動 |
問7 | 傾度風 |
問8 | 発達中の温帯低気圧の立体構造 |
問9 | 中層大気の温度分布 |
問10 | 海陸風 |
問11 | 温室効果気体(二酸化炭素について) |
問12以降は法令 |
構成は、大体いつもと同じです。基礎的な内容が多く、意地の悪い問題はあまりなかった印象です。難易度としては、基礎が身についている方にとっては、比較的簡単なほうなのではないかと思います。
■各問いの難易度(一部)
<問2>
気体の状態方程式、静力学平衡など、覚えたての熱力学の公式を使って練習問題を解くような
そんな問題でしたね。もし、まだ学科一般分野の勉強を始めたばかりという方は、
公式に当てはめて解答を得るだけでなく、「なぜそうなるのか」「自分は何を解いているのか」など理解を深めながら解くといいと思います。
<問3>
条件を提示して、物理量がそれぞれ保存されるか保存されないか、定番中の定番の問題です。
ただし、「仮温度」は登場回数が少ないほうで、忘れがちです。
仮温度は、「混合比wを持つ湿潤空気塊と、同圧・同体積の乾燥空気塊が持つ仮想的な温度」
湿潤空気には水蒸気が含まれている分、軽い・・・ということを考えます。
<問5>
電磁波の波長と、電磁波が衝突する粒子の大きさで、散乱の種類が異なる話です。
純粋に一般分野だけではなく、専門分野のエッセンスが混入している問題でした。
「ずるい」と感じるかもしれません。ただ、(a)(b)に入る数値は完全に一般分野であり、これらが答えられれば、厳密には専門分野であるCの気象レーダーの波長を知らなくても解答はできます。範囲としては一般分野の範囲です。
<問6>
「慣性振動」はこちらも登場回数は少なく、言葉を聞いただけで面食らうかもしれません。
もし、今回分からなかったということであれば、
『一般気象学』(小倉義光著/東京大学出版会)のP139~145(地衡風)を
もう一度よく読んでみましょう。
ただ、この問題は、慣性振動の考え方を使って問題を解くものではなく、「慣性振動とは何か」という問題です。冷静に問題を読んでいくと、実は指示された通りに考えていけば、
地衡風や傾度風の基礎的な知識だけで解けます。そして、むしろこの問題自体を
「慣性振動とはこういうものだ」と、教材として覚えておくといいと思います。
<問8>
発達中の温帯低気圧周辺の立体構造。これは、実技分野においても大切な基礎知識なので、TeamSABOTENの実技分野の各種講座でもよくお話ししています。
実技分野の勉強を進めているうちに、「温帯低気圧の中心と上空のトラフを結ぶ軸が
上空ほど西に傾いていると、低気圧は発達する」ことがルールになっていませんか?
ルールではありません。この問題と合わせて、
『一般気象学』P182~の「偏西風帯の波動と温帯低気圧」について、もう一度よく読んでみてください。
<問10>
海陸風の問題はサービス問題と言えるでしょう。
ただ、簡単だからといって、適当に覚えておくと、「反流の層の厚さ」など、いいところをついてきます。一瞬迷いそうな内容が仕込まれています。仕組みまで含めて、海陸風・山谷風などの
局地風を理解しておきましょう。
■学科分野は、実技分野で戦うために必要な武器を身に付ける分野
学科分野をクリアしたら、別次元の実技分野に突入するわけではありません。
あくまでも、学科分野で勉強した内容の応用であり、実際の天気図ではどのように現れるか、
実際に起こる現象はどういうものか、学科分野で得た知識を使って理解していくものです。
今回の問題は特に、基礎であることを意識して復習しておきましょう。
TeamSABOTEN 気象予報士・防災士 佐々木恭子
■【学科の感想戦】は2月6日(金)夜7時から開催
実技の感想戦と同様、こちらもサブスク(SABOTEN's CAMP)会員限定です。
サボテン講師陣が学科一般と学科専門の試験を解いてみての感想をライブでお話しします。
■公式解答公開日に解き方ライブを開催
気象業務支援センターから公式解答例が公開されるのは通例では試験10日後、今回は2月4日(水)と思われます。
サボテンでは、その日にすぐ公式解答例に基づいた解き方を解説するオンラインライブ講座を開催します。
16時半~21時まで、実技2科目を時間をかけて丁寧に解説します。
平日の日中だとリアルタイムで参加できない方も多いですよね。
なので翌日の2月5日(木)夜には、申込者全員にライブを編集した解説動画をご提供します。(動画は無期限で視聴可能)
こうして公式解答例がでる日にすぐ解説できるのは、試験翌日に解答例を作り、高得点を獲得する、ということを7年もやり続けてきたからです。
サボテンにしか無い「早くて、質の高い、よくわかる」学習コンテンツを、ぜひご活用ください。
■実技解答速報と解説ライブの詳細
サボテンの実技解答速報をご提供するのは以下の方が対象です。
・実技解説ライブ申込者
サブスクは月額4400円で、120本以上の学習動画が見放題・ライブ参加し放題です。
今から1か月だけでもサブスクに入会すると、2月4日(水)夜9時までは実技解答速報(サボテンの模範解答)をダウンロードでき、1月26日(月)に開催した「実技の感想戦」のアーカイブ動画も視聴できます。
また、2月6日(金)に開催する「学科の感想戦」にも追加料金なしでご参加いただけます。
●TeamSABOTEN気象予報士スクールからのお知らせ
TeamSABOTENでは、合格のための様々なコンテンツをご用意しております。
ぜひご活用ください。
◆実技過去問解説(第51回~第64回)
模試付き総合パック・実技完全パックには 実技過去問解説が第51回から最新回まで全て含まれていて大変お得です!
2025年12月末にテキストと動画の改定を行いました
TeamSABOTEN 気象予報士スクール
当スクールでは、学科分野から実技分野まで気象予報士試験に合格できる様々なオンライン講座をご用意しています。 また、長年 オリジナル模擬試験も作成・販売しており、 “ 気象の本質がよくわかる ” と 受験生に大好評です。 気象予報士の資格取得後は、気象の専門家を目指してスキルアップできる環境も整っています。
















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