Pythonプログラミングって大変?~Pythonで気象GPVデータを可視化しよう~
- 佐野栄治
- 13 分前
- 読了時間: 4分
こんにちは。TeamSABOTENのプログラミング教材を制作している佐野栄治です。
解説動画「Pythonで気象GPVデータを可視化しよう」シリーズの制作を行っています。
◆【簡易版】:Python初心者でも安心。環境設定やGPVデータの解説も。
◆【正規版】:複数の天気図を1枚に。高機能かつ拡張性もバッチリ。
◆【鉛直断面図オプション(正規版専用)】:大気を立体的に把握できる鉛直断面図描画機能。
※いずれもPython基本文法の解説は含まれておりません。
前回のブログを読んでくださった方の中には「Pythonで好きな天気図を描いてみたいなぁ」と感じた方もいらっしゃるかと思います。
そこで質問です。
始めてみたいと思われた方は、以下のどちらでしょうか?
1.自分の好きな天気図が描けるのは魅力的だけど、Pythonやプログラミング自体はそれほど興味がない。
2.天気図も描きたいけど、Pythonやプログラミングもちょっと面白そうだし興味がある。

もちろん、どちらもいらっしゃいますよね。
このブログをご覧の方は、そもそも気象に興味を持たれている方なので、皆さんまずは「自分の好きな天気図が得られる」ことに魅力を感じるのではないでしょうか。Pythonやプログラミングについては人によって分かれそうです。
例えば解説動画「Pythonで気象GPVデータを可視化しよう」の【簡易版】では、もちろんPythonを使って描いてはいるのですが、実は文法書にあるような難しいプログラミング構造はまったく使っていません。上から下へ順番に命令が並んでいるだけなので、サンプルを1行ずつ順にたどっていけば、とりあえず天気図が描けます。
Pythonの基本文法などは解説に含まれていませんが、1行ずつ何をやっているか解説しているので理解しやすいと思いますし、たとえ詳しい意味がよく分からなくても、そういうものかと一旦スルーしても動きます。
そして実際に自分で動かしてみてそれなりの図が描けると、とても嬉しくて感動します(もちろん私もそうでした!)。

さてその後ですが、人によって当然描きたいものが違うので、サンプルをアレンジしていくことになります。
日時を変える、地図エリアを変える、色を変える、といった程度であれば、プログラムのごく一部の数値などを変更するだけですみます(超簡単!)。
描きたいもの(温度、相当温位など)を変えたり、重ね方を変えたり、となると、コードの位置を適切に変えたりコピペしたり、といったことが必要になります。
そしてこのようにコードをどんどん修正していくには、プログラムを正しく理解して、自分で考えたり調べたりする力が必要になってきます。また【正規版】ではプログラム構成がより複雑になっているので、ますますその力は重要になります。

やってみて「やっぱり難しいなぁ、これ以上はちょっと・・」と感じた方は、それほどアレンジしなくてもそこそこ楽しめますので、ご安心を!
でも前回お話ししたように「もっと自由に思い通りに描きたい!」という思いはどんどん強くなってくるものです。その思いを原動力に、少しずつPythonの勉強を続けて、どんどんチャレンジしていただくことをおすすめします。
一度サンプルを動かてしまえば、いつでも気軽にPythonプログラミングを試せる環境が手元に整った、ということになります。試験でも仕事でもないので、うまく行かなくても誰にも怒られません。むしろ一発でうまく動くことなんてほぼないのが普通です。どんどん試行錯誤すればいいのです。分からなければChatGPTなどのAIに聞いても全然OKです!(←最強のサポーターです。私も手放せません 笑)

Pythonプログラミングを習得していくことは、自分の気象の楽しみを広げることにつながります。ぜひ軽い気持ちで臨んでみてくださいね!。
この記事を書いた人
気象予報士 佐野栄治
(特種情報処理技術者、星空案内人、天文宇宙検定2級、日本農業技術検定3級)
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