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メルマガで大人気!元気象庁予報官・鈴木和史のコラム(第1号)

更新日:4月19日



~メルマガで大人気のコラムを第1号からブログで公開!~


TeamSABOTENの尾崎里奈です。

月2回ほどのペースで配信している無料メールマガジンの中に、大好評の連載コラムがあるのをご存じですか?


それは【元気象庁予報官・鈴木和史のコラム】です。

2022年5月に第1号を配信してから連載を続け、2024年4月には30号に到達します。


メルマガではアーカイブを購読できないことから

「過去のコラムをみたい!」

という声がたくさん寄せられていました。


そこで、ご要望にお応えして第1号から順にこのブログに掲載していくことになりました!

最新号のコラムは無料メルマガに登録するとご覧いただけます。



●鈴木和史先生のご経歴

・気象大学校卒業

・気象庁予報課予報官

・気象衛星センター解析課長

・宮崎地方気象台長

・鹿児島地方気象台長


ではお待たせしました。

 

●【元気象庁予報官・鈴木和史のコラム】第1号

(2022.5.13メルマガ配信 原文のまま)


こんばんは。鈴木和史です。気象庁で予報や気象衛星画像の解析、防災情報などに携わり、今でも気象予報士として予測の現場で仕事を続けています。


気象庁のホームページの衛星写真を、普段は写真1のように日本列島を拡大して、自分の地域の雲を観察します。でも、たまには写真2のようにうーんと引いて見ると、地球は宇宙に浮かぶ孤独で小さな星で、私たちはこの小さな星の大気に包まれて生き、空を眺めていることを実感できます。




 さて、自分たちの生活に結び付く時の天気は、関心のある領域をぐっとズームインしてみます(写真1)。北海道の留萌沖に渦を巻いた雲があり、その渦に巻き込むように、北海道南部から日本海に帯状の雲があり、この雲の中では対流が発達しています(この写真だけでは分かりにくいけど)。




一方、ズームアウトして引いてみると(写真2)、留萌沖の渦は見えなくなり、地球の西端から東端へ連なる雄大な雲の帯を見ることが出来ます。これは、沖縄が梅雨入りした5月4日の衛星写真で、この雲の帯が梅雨前線です。梅雨は、東南アジアから中国大陸を経て日本付近、それからその東の太平洋まで連なる大気現象であることがわかります。




 このように、観察するスケールに応じて様々な面を見せてくれるのが気象です。この興味深い気象を、あるときはズームアウトした鳥の目で、ある時はズームインした虫の目で、いろいろな面からその楽しさを伝えられたらと思います。











 

元気象庁予報官・鈴木和史のコラム

次回は「海上に出る霧」についてのお話です。お楽しみに・・・☆


●鈴木先生の素顔をのぞけるおすすめ動画

【元気象庁予報官 約100の質問】

 気象庁時代のお話

 気象予報士試験を受験したときのお話

 民間の気象会社でのお話など













【スーミン衛星センター】

スーミンこと奥田純代と鈴木和史先生が一緒に気象衛星画像を解説する動画

受験生にも、気象予報士にも、超絶おすすめ!











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TeamSABOTEN 尾崎里奈


 

TeamSABOTEN 気象予報士スクール

当スクールでは、学科分野から実技分野まで気象予報士試験に合格できる様々なオンライン講座をご用意しています。 また、長年 オリジナル模擬試験も作成・販売しており、 “ 気象の本質がよくわかる ” と 受験生に大好評です。 気象予報士の資格取得後は、気象の専門家を目指してスキルアップできる環境も整っています。


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