
第63回試験 合格
たけのこ さん(女性、東京都、社会人)
受講歴
全国統一予報士モシ、実技解答解説速報
コメント
【気象予報士の学習や試験のことについて】
・勉強を始めたきっかけ、目的
会社で必要な資格の勉強のため、本屋さんの資格本コーナーをみていたときに気象予報士試験関連本を見つけました。そのときに子供の頃から雷や土砂降りの雨が好きだったことを思い出し、らくらく突破の一般分野の第一章の惑星の部分だけを見て、これは面白そうかも!と思い、購入したのがきっかけです。(のちのち放射や熱力学でつまづくのですが、、)
・勉強期間
7年くらい。ただ初めの2年くらいは仕事で必要な資格を10個程度取得しなければいけないこともあり、気象予報士試験にしっかり向き合い始めたのは5年くらいかなと思います。とても時間が掛かってしまいました。
・1日の平均勉強時間
会社員の時は、平日1時間。休みの日に4-6時間。
・学科一般で苦手だったところ
熱力学と放射が苦手でした。熱力学は特訓してなんとか解けるようになりましたが、放射の問題は最後までずっと苦手でした。
・学科専門で苦手だったところ
長期間勉強してしまったため、免除が切れる度に、局地モデルや全球モデルなどの格子間隔が変わっているかを確認しなければならなかったこと。昔覚えた古い格子間隔がなかなか抜けず、覚え直しに苦労しました。
・実技で苦手だったところ
雲の雲頂高度や雲形を答えるのが苦手でした。私の目にはどれも灰色にしか見えず、、、苦労しました。あとは鉛直断面図が苦手でした。
・苦手だったところを克服した勉強方法
一般:熱力学は問題を解きまくりました。基礎的な数学の知識が抜けていたので、小学生のドリルからやり直したり、学生時代塾講師をやっていたが家族に教えてもらったりしました。簡単なところから丁寧に勉強してからは熱力学はある程度スラスラ解けるようになりました。
専門:気象庁ガイドブックを常日頃持ち歩いていました。文庫本サイズで気象庁HPの要所が纏まっているので、便利でした。550円でお手頃なところも良かったです。
・勉強していて楽しかったこと
一般の熱力学がスラスラ解けるようになったり、実技のストーリーが分かるようになったときなど、苦手な部分が分かるようになった瞬間は嬉しかったです。
・受験生におすすめの勉強方法
何度も実技の壁に拒まれ続けて思うのは、過去問を沢山回数を重ねて、75分の間で素早く解けるように練習することも大切ですが、まずはゆっくり自分が解けない部分にしっかり時間をかけて理解することが大切だったなと反省しています。私は実技の勉強を始めたときに、過去問を沢山回すことが大切と思い、闇雲に過去問を解きまくっていましたが、内容を理解するというより解答例をただ暗記していただけで、本試験で全く歯が立たない状況が1、2年続きました。その後自分が解けない部分に時間を掛け、理解するまでゆっくり丁寧に調べるようにしてからは段々設問の意味が分かり、実技のストーリーが分かるようになりました。気象予報士試験は学科の免除が1年で焦りがちになりますが、沢山過去問を解きまくるより、分からないときは一度立ち止まって何が分からないのかを調べることほうが合格への近道だったのかなと思います。
【TeamSABOTENのスクールについて】
・感想(内容や難易度など)
全国統一予報士モシの中間と直前を受けましたが、とっても難しかったです!!他の外部の模試もいくつか受けましたがチームサボテンさんの模試がダントツに難しかったです。合格報告の感想にも書かせていただいたのですが、他の模試では順位など分からず、最高点や平均点などから自分の立ち位置を予想しながら勉強していましたが、全統モシは上位群に入れば自分の順位が分かるので、自分の立ち位置を明確に把握できたのが勉強のやる気に繋がりました。実技試験の実技2までの休憩時間にも心を落ち着かせるため全統モシの結果を眺めてました。
・役立ったおすすめの教材(講座、模擬試験、動画など)とその理由
全国統一予報士モシ本当におすすめです!特に中間模試は本試験まで時間があるタイミングで受けられるのも良かったです。
拝啓予報官X様は仕事のお昼中に見ていました。YouTubeでどこでも見られるは有り難かったです。尾崎さんと恭子先生の掛け合いにも元気を貰ってました!
【試験日や合格発表日のことについて】
・本試験の日のエピソード
休憩時間は机に突っ伏して寝てました。復習ノートを眺めるよりも頭がスッキリした気がします。
・合格発表日のエピソード
自己採点をして手応え半分、落ちているかもという不安半分で、自分で結果を見るのが凄く怖くて家族に受験番号も伝えて、家族には職場で合格発表の番号を確認してもらう予定でしたが、10時を過ぎて、やっぱり気になってしまい自分で合格基準をみたところ60%以上!60%という合格基準に自宅でひとり叫びました。笑。60%以上ならば、もしかすると番号があるかも?!と思い、スクロールし自分の受験番号を発見!何度も番号を見返し、ホッとしました。ちなみに受験番号を確認してもらうはずだった家族には数分後に「ホームページのpdfを見たけど見方がわからない!」と電話が掛かってきました。自分で番号を見つけ、合格したことを伝えると家族もとても喜んでくれました。家族にも色々協力してもらったので本当に感謝しています。
【今後のことについて】
・気象予報士の資格を何に活かしたいか
ご縁があるなら予報業務に携わってみたいです。
【これから挑戦する受験生へのメッセージ】
私は気象予報士試験に合格するまで時間が掛かってしまい、出来ない自分に何度も落ち込みましたが、諦めずに勉強を続け、なんとか合格できました。こんなに出来の悪い私でも、受験生最後の1年くらいはもしかすると私にも合格のチャンスがあるかも?!と模試や本試験の結果で手応えを少しずつ感じるようになりました。諦めなければいつかは合格するのことのできる試験だと思いますので、自分を信じて、ときに甘やかしてあげながら勉強を続けてください!応援しています。