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第62回試験 合格

ぽっとでの合格者 さん(男性、社会人、アプリケーションエンジニア)

受講歴

サボテンの夏期講習、台風がわかる!サボテン実技模試、オリジナル合格模擬試験、サボテンドリル

コメント

【気象予報士の学習や試験のことについて】
・勉強を始めたきっかけ、目的
 仕事で気象データの可視化を扱うことがあり、気象の知識があれば深く理解して取り組むことができるのではと思い、一念発起して取得を目指しました。※業務上は取得を求められている訳ではありません。手当などもでません。

・勉強期間
 2023年6月~2024年8月までの15か月

・1日の平均勉強時間
 平日は3時間、ただし週1~2日は「やる気」切れで全くできない日があったと思います。
 休日はだいたい5~6時間ですが、何もしない日もありました。

・学科一般で苦手だったところ
 理系の割に計算問題が苦手でした。

・学科専門で苦手だったところ
 特に苦手、というところはありませんでしたが、15問目のアレが回によって難易度の差が大きく、苦手意識がありました。

・実技で苦手だったところ
 距離や速度、緯度・傾度を求める問題が苦手でした。
 時間がかかるのと、これを手計算で求めて何の意味があるのだろうか?という思いがどうしてもありました。

・苦手だったところを克服した勉強方法
 一般:まず過去12年分の問題をEXCELで一覧にしてフェーン、エマグラム、温度風、など分野別に分類整理しました。これは理解度のチェックに使うほか、計算問題を抜き出すために使い、B5のルーズリーフに1ページ1問で解法を丁寧に書きだしました。解けた問題でもネットで解き方を調べ、よりスムーズな解き方に置き換えていきました。意外に自分の解法のほうが合理的で早い問題もあったので、ネットの情報を過信するのはよくなさそうです。
 
 専門:気象庁のサイトにある資料などを読み漁りました。参考書を読んだ後は過去問に取り組みつつ、早めに気象庁サイトで学習するのが良いと思います。
 
 実技:緯度・経度、距離、速度を求める問題は試験1か月前まで苦手意識が抜けませんでしたが、サボテンドリルを使って復習しているうちにうまく頭の中が整理でき、測ったり計算したりせず導けるものも増えました。サボテンドリルはすべて、試験に出たら必ず解けないと置いてかれる基礎問題なので、気分転換や仕上がりの確認にも良いと思います。

・勉強していて楽しかったこと
 最初は温位、相当温位、渦度などの知らなかった概念を知ることが楽しかったです。さらに勉強を進めると楽しさより苦しさのほうが勝ってきましたが、過去問を繰り返し解くうちに高層天気図をひと目見ただけで何hPaのどの要素の天気図なのかわかるようになると資料図を見るのが早くなって過去問解く際のストレスがかなり軽減されました。

・受験生におすすめの勉強方法
 次の試験でどこまで(部分)合格し、どの試験で完全合格を目指すか目標を定めることが大事だと思います。また、1月試験→8月試験と、8月試験→1月試験は実は時間が大きく異なります。8月試験で学科をとれて1月完全合格を目指すなら、相当頑張らないと行けない気がします。自分の場合は過去8年分を1周するのに9月~11月と、3か月もかかり、2週目を終わったところで試験となりましたが、明らかに演習不足を感じて撃沈しました。

【TeamSABOTENのスクールについて】
・感想(内容や難易度など)
 合格模擬試験は試験前に毎回取り寄せてました。難易度は高い気がしますが、新問に心折れずに時間一杯チャレンジする訓練になります。また、知識面で頭が整理できてないところを上手く突いてくる問題もあり、教科書的な使い方もできます。

・役立ったおすすめの教材(講座、模擬試験、動画など)とその理由
 さぼてんさんのコンテンツは、「台風がわかる!サボテン実技模試」などを受講したほか、「オリジナル合格模擬試」は試験日前に最新版を毎回、「サボテンドリル」は実技をすべてやりました。苦手なもの、確実にしたいものの講座があれば、それだけピンポイントで参加するというのも良いと思います。毎回なんらかの気づきが得られます。
 
 そのほか、昨年は「夏期講習」にも参加しましたが、もし東京近郊にお住まいでしたら、是非オフライン参加するとよいと思います。ほかの受講生の方とお話したり、放課後も直接先生方にお話を伺えたり、モチベーションアップに繋がります。放課後のお菓子や軽食も充実しており楽しく過ごすことができました。あの経験は1年以上たった今も鮮明に覚えています。あれがなかったら、正直ここまで頑張れたかあやしいです。

 ネットのコンテンツでは、「だいたい3分ラーニング」や「拝啓、予報官X様」などの定番コンテンツは過去のものも含めてほとんどすべて見ました。X様は様々な事例を試験とほぼ同じ天気図で解説してくれる唯一の無料コンテンツではないかと思います。絶対に見るべきです。

【試験日や合格発表日のことについて】
・本試験の日のエピソード
 今回は実技のみでしたが10時過ぎには会場に入り、部屋はもちろん、机の広さ、座る位置(長机の左端、右端、真ん中など)を確認し、実際に筆記用具やディバイダ、定規などを並べ、持参した過去問1セットを広げて試験中の所作をシミュレーションしました。私は学習時には常に問題用紙、解答用紙、資料図、文房具の位置関係を固定し、消しゴムやディバイダ、定規などを使ったら定位置に戻す、という訓練をしてきていたので、本番環境でも同様の位置関係で操作できるか確認したかったからです。ですが、私の受験会場は駒場の某大学の教室で、机の奥行きがなくて若干位置を修正せぜるえませんでした。ただ、「過去問1セットを持ち込んで動きをシミュレーション」は、受験票を机にテープで張り付けるのと同じくらいおすすめです。
 
 で、試験はどうだったかというと、正直、終わった瞬間に、「やってしまった・・・」と次の冬を覚悟しました。特に実技2の解答用紙4枚目はほぼ白紙、最後の警報・注意報のところも何を思ったのか焦って間違いました。時間配分をミスったうえ、誰でも解ける問題を落としたのはショックでした。失意の中、会場を後にし、家に帰って家族に「申し訳ないけど、あと半年勉強させてほしい」と頭を下げました。

・合格発表日のエピソード
 既に次回は免除が切れる専門の再学習を開始したり、文房具も追加したりなど、1月へ向けた準備も始めていました。発表前日のドキドキなども皆無、当日もネットでの発表を見ようとも思いませんでした。発表日であることも日中は完全に忘れてました。その日は仕事で午前様となって、帰宅して玄関の床に転がってた通知書をベリっと開いてみたあと、合格の文字。寝ていたカミさんを起こして「これ、合格って書いてあるよね!」、って確認お願いしました。(翌日休みでよかったです。)
 
 結局、どうして合格できたか考えたところ、実技1で埋めた解答に正答が多かっただろうということ、実技2の後味は非常に悪かったものの、自分だけではなかったであろうことと思います。また、私の場合は解き終わるのがギリギリになることを前提に、見直しなの一期一会?で正答へもっていくという作戦で臨みました。具体的には検算は即座にやる、解答の問題用紙への写しなどは一切行わない、みたいな感じです。それが結果的に良かったのかと思います。
 
【今後のことについて】
・気象予報士の資格を何に活かしたいか
 予報する、ということはないものの、仕事には十分に役立つし、なにしろ仕事中にデータについて語る時の説得力がダンチです。大きな強みです。

【これから挑戦する受験生へのメッセージ】
 短期合格を目指すのであれば、ベストエフォートではなく、計画的に学習することをお勧めします。過去問はしっかり回してください。また、社会人であれば独学に拘らず、スクールや、単発参加できる講習会でも興味があれば積極的に参加し、お金を使って近道する方が良いと思います。

【自由記入欄】
 今後は予報士向けの講習会にも参加するつもりです。よろしくお願いいたします。

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