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第64回試験 合格

こば さん(男性、茨城県、社会人)

受講歴

サブスク(SABOTEN 's CAMP)、試験で点をとる講座、実技解答解説速報

コメント

【気象予報士の学習や試験のことについて】
・勉強を始めたきっかけ、目的
 子どものころから、空や雲、星に興味がありましたが、2021年の「おかえりモネ」を見て気象予報士を改めて意識し、ただの「好きな人」ではなく、資格を取って認められる形にしようと思いました。あと、難関資格に合格して、自分で自分を褒めたいというのもありました。ここ5年ほどは自発的に仕事のための資格の勉強をしており、早く予報士の勉強をしたくしてしょうがなかったのが、やっと今年できるようになりました。

・勉強期間
 2025年2月~8月の7ヶ月

・1日の平均勉強時間
 平日2~3時間、休日5~7時間くらい

・学科一般で苦手だったところ
 飽和水蒸気圧と混合比から湿度を求める計算みたいなやつ

・学科専門で苦手だったところ
 問15(テレコネクションとか北極振動とか)、このエマグラムはどこか?の問題
 気象庁の知識・解説のページをどこまで深く読めば良いか分からない。(沼)

・実技で苦手だったところ
 トラフ・前線・等値線作図。
 記述問題でどこまで詳しく書くかとか言い回し。
 台風、梅雨前線。(よりによって64回でふたつとも出た。。。)

・苦手だったところを克服した勉強方法
 苦手だったところのみではなく、全般的な進め方ですが。
 問題数でいうと学科は過去20年分を5周。実技は10年分40事例を3~4周。
 トータルの学習時間は約760時間で、内訳は一般27%、専門21%、実技52%くらいになります。
 月別だと、2~4月は学科100%、5月は学科50%実技50%、6~8月は学科25%実技75%くらいの時間のかけ方です。
 当初は64回で学科合格、65回で実技合格を目指しており、実技は無勉強での受験は避けようくらいのつもりだったのですが、学科の進捗が良かったので、5月から実技もやりはじめ、6月ごろひそかに初回一発合格の野望を抱きました。
 学科に関しては、最初はブルーバックスなどの初学者向けの本から通読し、段階を踏んで上の段階の本に進みました。
 仕事で熱力学、伝熱工学、流体力学について知識があり、その面ではやり易かったです。(パスカル、ワット、対流とか普通に使っているので)
 参考書は既に必要なことが書かれたノートと思い、新たにノートを作ることはせず、付箋などで追記をしていきました。
 通読した後は過去問を繰り返しますが、初めのうちは各選択肢の内容が参考書のどこに書いているかを都度見るようにして、本の欄外に問題回と問番号をメモしました。(必然的によく出る分野にメモが残るようになります)
 また、実技の勉強を始めても学科の勉強は欠かさず、毎日学科を1年分ずつ解くようにしていました。
 実技に関しては、参考書を1冊やった後は、過去問の演習を繰り返しました。(延べ140事例くらい)
 過去問の事例を増やす中で問われ方と解答・過去問解説から、着眼点を身につけていきました。
 各天気図をちゃんと見比べられるようになってくると、正解に近づくようになったと思います。
 解答を暗記するのではなく、事例を繰り替えず中での経験則として身につけていった感じです。解答パターンのテンプレとして覚えようとしたり、着眼点が良ければヨシとするとか、記述は試行錯誤がありました。但し、前線作図の割り切り方(部分点)や、記述の範囲、解答の幅など分からないことも多く、独学の限界も感じました。
 
・勉強していて楽しかったこと
 エマグラムをやってから、雲底を見て「あそこが持ち上げ凝結高度か」と思えるようになるとか、空を見る着眼点が少し変わっていきました。
 実技では、小問を解きながら「これ答えさせたいから、さっきこれ聞いたんだろ」と思えるようになってきた時です。(でも64回実技2ではそう思えず。。。)
 あとはラーニングログを付けるのが好きなので、スタディプラスや手帳に毎日その日やったことや時間を記録していました。勉強項目の履歴や、勉強時間の棒グラフが伸びていくのを見て、独り満足してモチベーションを上げていました。

【TeamSABOTENのスクールについて】
・感想(内容や難易度など)
 書籍一辺倒でやってきたので、ライブ風の動画は言葉で聴くので頭にすんなり入り易いです。

・受験生におすすめしたい、役立ったおすすめの教材(講座、模擬試験、動画など)
◆ザブスクのCAMP
 実技・学科感想戦、実技解説ライブ、実技攻略ハードトレーニング、気象専門用語を正しく使おう、オンラインスクーリング
◆試験で点をとる講座
 参加は7のみでしたが、他も絶対良いはず。全部受けるつもりでした。

・役立ったおすすめの教材での具体的な勉強方法
 私の場合は特殊な事例ですが、書かせて頂きます。
 私は試験日までは独学でやっていて、実技試験後に「これは独りではダメだ不合格だ」と思い、サボテンさんの各種講座(サブスクと実技速報ライブ、点とる講座7)を試験後~合格発表まで実際に受講した上での感想です。結果的には独学で合格していますが、これをやっていればゴールまでの時間はもっと縮められた、点数は上がったなという感想になります。
◆サブスクのCAMPはぜひ入って欲しいです。そして最初に感想戦を見て欲しいです。試験を受けた上で、問題に色々思うところの溜飲を下げてくれると思います。自分1人で悶々とするよりも、自分だけじゃないんだなと思うことで、次に進む気持ちになれました。あと、純粋に自分が受けた試験を他の人がどう感じているのかというのも、その後のためになると思います。その他「実技ハードトレーニング」「気象用語を正しく使おう」これだけでも基礎知識がかなり上がりますし。サブスクの元がすぐに取れるので絶対に見なければなりません。「63回オンラインスクーリング」では、51回実技1問2(2)の前線作図について、島下先生がぶった切ってくれました。こういう観点は正解の解説のみでは得られないので、解答の幅が広がると感じました。
◆「試験で点を取る講座(7)」では、実技出題内容の分析が良くて、知っていると勉強の力の入れ具合の戦略が変わると思います。また、前線通過時の気象要素の変化の説明がありましたが、私は過去問から経験則のため、切り口が変わると対応が難しく、前線通過時の気温と露点温度の変化について、私は64回では「しばらく一定」の観点が持てませんでした。
 このように、過去問を汎用的な知識に落とし込んだ解説をしてくれるので、基礎力と初見力が上がると感じました。実技ライブ含め、だめな例も言ってくれたりするのが、過去問解説本の正解を説明するだけとは違い良いと思っています。過去問の繰り返しをもう少し減らせたんではなかろうかと思いました。

【試験日や合格発表日のことについて】
・本試験の日のエピソード
 前泊のホテルで一睡もできず、当日の朝Twitterを見ていたら、恭子先生が筑波山神社で合格祈願する動画が出てきて、茨城県民なので親近感を感じました。この時点ではサボテンさん自体はスクールの1つとして知っていましたが、動画は見たことはなく、そんなに詳しくは知りませんでした。(すみません)
 「これだけやった人はそうはいないはず」という気持ちで試験に臨むことはできたのですが、試験では実技で慎重になりすぎて、実技1・2どちらも解答用紙1枚目で25分も使ってしまいました。それでも実技1は後半挽回したのですが、実技2問2の大気潮汐は時間を使ったあげくに上手く解けなくて、後半の簡単な問題もとりあえず解答はしたものの、冷静に考える時間がなくなってしまいました。実技2が終わった瞬間に「こりゃ独りではダメだな」と思い、すぐにサボテンさんのことを調べて、翌日の実技感想戦を見たくてすぐにサブスクのCAMPに入りました。
 答案復元をして少し休んだ後は、合格発表日までサブスクを平行しつつ実技の過去問演習をまたやっていました。

・合格発表日のエピソード
 自己採点で一般13点、専門10点、実技は74,53の63.5%だったので、まず専門の壁があったのと、実技の自己採点は当てにならないので、ダメだろうけど確認だけしようという感じで昼前に見てみました。(一応、合格基準が専門10点と実技60%に下がるのを期待してました)二人で見たのですが、結果発表を見ていくときに、1ページずつ「合格者210名、5.2%か」「うちの県も合格者いる。まだいける」「専門の基準10点!実技は63%やっぱだめだ~」と進んでいき、最後に合格者受験番号のページにいったときに、自分の番号が眼に飛び込んでびっくりして、一緒の人にも確認してもらいました。それでも家でハガキを見てやっと確信できました。

【今後のことについて】
・気象予報士の資格を何に活かしたいか
 恭子先生がやっているような実験を使った理科の話を子どもにするワークショップみたいのをやってみたいです。

【これから挑戦する受験生へのメッセージ】
 自分は運良くいけましたが、暗中模索の試行錯誤で大変なので、社会人であれば水先案内人としてスクールを活用して、時間を買うのも全然アリだと思います。試行錯誤する時間がかなり減らせると思います。学科と実技を両方合格を目指すのは大変ですが、知識が腹落ちする面はあるので勉強は両方した方が良いとは思います。(大変だけど、学科と実技のことが分かる効率は良かったと思う)

【自由記入欄】
 初めて筑波山の動画を見たときは「面白そうなお姉さん」と思っていただけでしたが、感想戦で「皆さんのぶっちゃけた雰囲気」に引き込まれ、講座では「ためになる面白さ」に変わっていきました。ライブには欠かさず参加し(3回だけですが)、64回実技解説ライブで雨量指数の解答欄の愚痴を聞いて貰ったり、点取る(7)で質問したり、合格お祝いライブで講師の皆さんとお話できたのがよい思い出です。
 今後は予報士向けの講習なども参加したいと思います。(知識がなんとなく不安で、これを書きながら「実技集中講座」を購入してしまいました)
 最後に、恭子先生が今年の春に講演に来られていたのを試験が終わってから知って、それだけが悔やんでも悔やみきれない思いです。

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