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第61回試験 合格

drummer さん(男性、社会人)

受講歴

実技★最初の一歩★講座、台風がわかる!サボテン実技模試、全国統一予報士モシ(直前)、実技解答解説速報、はじめての天気図解析、オリジナル合格模擬試験、サボテンドリル

コメント

【気象予報士の学習や試験のことについて】
・勉強をはじめたキッカケ、目的
 小さい頃(小学校高学年頃)から星や空に興味がありまして、
 加えて雲が好きで曇り空の時にこの後雨が降るかどうかを勝手に予想したりしていました。
 人生も後半になって、いろいろな資格取得に挑戦していて、それらが一段落したときに
 もともと気になっていた気象予報士試験の受験を検討し始めました。
 そこでまずは情報収集ということで本屋さんに陳列されていた
 「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト学科・一般知識編」を立ち読みしたのですが、
 数式ばかりで超がつく文系だった私はその本をそっと棚に戻すこと数回、
 やはり自分には敷居が高いと思って何度も躊躇しました。
 しかし気象予報士になる夢をあきらめきれず、2022年1月に一念発起して勉強を開始しました。
 基本的な勉強のスタンスとしては独学をベースとし、苦手な分野を補強したり
 新しい問題にチャレンジする際にスクールの教材や講座を利用する、というやり方で進めました。

・勉強期間
 2022年1月に勉強を開始し、第61回気象予報士試験受験までの2年間です。

・1日の平均勉強時間
 平日は仕事が終わってから平均して2時間、休日は何もない日は6時間以上勉強していたと思います。

・学科一般で苦手だったところ
 角運動量保存則や渦度のところは最初訳が分からずとても苦労しました。
 熱力学のところも当然苦手だったのですが、勉強の途中からは理解するよりも
 公式を覚えてそれを当てはめて問題を解くようにしようと割り切りました。

・学科専門で苦手だったところ
 専門は全体的に理解しやすかったですが、問15に出てくるようなテキストに載っていない問題が苦手でした。

・実技で苦手だったところ
 これは圧倒的に等圧線の作図でした。理屈ではわかっているのですが、第61回試験のような
 少し複雑な問題になると焦ってしまってなかなかすぐには解答できませんでした。

・苦手だったところを克服した勉強方法
 学科については過去問演習をひたすら繰り返すことに尽きると感じました。
 理由は過去に出題された問題が何度も出題されたりするため、
 どういった内容が出題されやすいのかを把握することができるからです。
 私は第47回から直近回まで一般・専門ともに 4 周し、
 各回をすべて解答してから解説書で説明を読んで理解し、
 間違えた問題に限らず知らなかったことを全てノートにまとめていきました。
 試験直前はこのノートを見直して試験に備えました。

 実技については、等圧線の作図が最後まで苦手分野でしたが、
 それ以外ではやはり学科と同じく過去問演習を繰り返しました。
 こちらも第47回から直近回まで4~5周したと思います。
 過去問演習を十分繰り返したら、新しい問題を解いて自信をつけることが重要で、
 模擬試験を積極的に活用しました。

・勉強していて楽しかったこと
 基本的に気象の勉強は全て楽しかったです。
 特に実技は最初なかなか理解できず苦労する部分もありましたが、
 繰り返すうちに、段々と出題者がどう解答してほしいかを理解しながら解答できるようになってきて、
 少しずつ成長できているという実感が持てるようになると更に楽しみながら勉強することができました。

・受験生におすすめの勉強方法
 ①学科に合格しても最終的には実技試験を突破しなければ最終合格できません。
 実技を得意にする方法として私がお勧めするのは「現象理解」です。
 寒冷渦が近づいてきたときにどういった事象が起きるのか、
 梅雨前線の時に東日本と西日本ではどのような現象の違いがあるのか、
 北東気流が発生したときには北日本の日本海側と太平洋側ではどのような天候の違いがあるのか、
 シベリア高気圧・オホーツク海高気圧の鉛直方向の構造は?、等々です。
 こうした現象毎の特徴を理解することで、出題者が何を答えさせたいのか、出題の意図が何なのかを
 理解しながら解答できるようになり、なにより焦らず落ち着いて解答できるようになりました。

 ②実技の過去問を解くときにお勧めのやり方があります。
 それは問題と解答用紙を一つのPDFファイルにまとめたうえで、コンビニプリント等を利用して、
 「A3 小冊子」で印刷して中綴じホチキスで止めて冊子にして問題を解くというやり方です。
 こうすることで、問題と実際に解答したり添削した内容が一つにまとまっているため、
 後で復習がしやすくなりますし、同じ分野別(台風とか南岸低気圧とか)に冊子をまとめておくことで、
 過去どのようなことが共通して問われたのかを把握することができたりするのでお勧めです。

 ③実技を解くときの時間配分については練習の段階から60分を目安に
 (大問が4つと仮定して15分×4問)解くことを心掛けました。
 当然最初のうちは 75 分で解くことはできなかったのですが、
 ある程度過去問演習を行った後は常に意識して取り組みました。
 第61回の試験では実技1で10分、実技2で5分時間が余り、解答を見直す時間がありました。

【TeamSABOTENのスクールについて】
・役立ったおすすめの教材(講座、模擬試験、動画など)とその理由
 やはり模擬試験がお勧めです。
 特に専門と実技は本番の試験よりも難易度が高く、実力をアップさせるのに最適でした。
 専門は正解数を意識せず、知らなかったことを素直に覚えることで、
 本番でも似たような問題が出て正解できました。
 
 実技も全国統一予報士モシの採点サービスが特に有益で、他の受験生と比較して
 自分がどの程度のレベルにあるのかを客観的に把握することができました。

 Youtube 動画では、予報官X様を全編見ることをお勧めします。
 私は通算2周して、いろいろな気象現象があり、
 それぞれどんな特徴があるのかを把握することができました。

・サボテンにあったら良かったと思う教材やコンテンツ
 気圧の谷とは何なのか、地上のシアーラインはどうしてできるのか?といった
 勉強していくうちに出くわすであろう疑問に答えていただけるような講座があるといいと思います。
 (少しニッチなところかもしれませんが、受験生からよく質問される内容を
 まとめて回答してもらえるような講座のイメージです。)

【試験日や合格発表日のことについて】
・本試験の日のエピソード
 東京都の受験で、学科と実技がフル受験でしたので、
 会場がタイム24ビル(テレコムセンター駅)だったのですが、
 第58回で受験した会場(TFTビル)と同じゆりかもめ線の駅だったので、てっきり今回もTFTビルだと思って
 会場まで行ったところ、なんと自分の受験番号が無いことに気づきました。
 その時点で9時少し前。試験開始の9時40分に間に合うかどうか分からず超焦って
 最寄り駅の東京ビックサイト駅に向かう手前で関東地方に地震が発生して電車遅延が発生。
 流石にこれはマズイ!と思いながらとにかくタイム24ビルを目指して電車に乗り込み、
 なんとか試験開始前に会場に到着できました。
 そして学科一般・専門が終わり、ふと専門の時の受験番号のマークと、一般の時の受験番号のマークを
 同じ数字で塗りつぶしたか不安になりました。
 専門の時にマークした受験番号先頭の数字の3の位置が、
 一般の時のマークした時と何となく場所が違ったのではないかという違和感です。
 (一般の時に先頭の数字を2にマークしたのではないかという疑惑です。)
 結果としてはちゃんと間違えずにマークできていたのでよかったのですが、
 解答のマークずれだけではなくて、受験番号のマークずれもしないように注意したほうがいいと思いました。

・合格発表日のエピソード
 今回は学科も実技も自己採点・解答再現を一切せず、
 2024年3月8日の合格発表の日にハガキで確認すると決めて
 試験終了後は試験のことは一切忘れることにしました。(約1か月間精神衛生上も楽でした。)
 そして合格発表当日。お昼頃にハガキが到着して、家族もいる前で一旦テーブルにハガキを置いて深呼吸。
 過去3回の不合格の時にハガキの表面からうっすら文字が見えるのを知っていた私は、
 今回もハガキを開封する前に表面を見てみたら、
 「ん?なんか文字がいっぱい書いてあるように見えるぞ?」となって、
 もしかして?と思いながら思い切って開封しました。
 そうしたら右側に予報士登録方法の案内の記載があるではありませんか!
 この瞬間合格したことを確認して家族みんなで喜びましたが、私個人としては、
 嬉しさよりも「もう学科合格のための試験勉強をしなくていいんだ」という安堵感が先に立ちました。

【今後のことについて】
・気象予報士の資格を何に活かしたいか
 合格する前は、「あっち」の世界(合格後の景色)を眺めてみたいという一心で勉強してきましたが、
 合格して「こっち」の世界に来たものの、単にスタートラインに立ったに過ぎないことを肌で感じました。
 ですのでまずは予報士としてスキルアップするため、SABOTEN さんのパワーアップ講座等を通じて
 勉強を継続していきたいと思っています。
 あとは、やはり防災の知識は気象とは切り離せないものですので、防災士も取得したいと思っています。

【これから挑戦する受験生へのメッセージ】
 勉強中は様々な困難が待ち受けていると思います。
 でもご自分が合格したときのイメージを常に持って諦めずに継続していけば、
 いつか必ず合格できると思います。絶対に諦めてはいけません。
 ご自分を信じて頑張ってください!応援しています!

【自由記入欄】

~受験歴~
 第58回 学科一般〇、学科専門〇、実技×
 第59回 学科一般免除、学科専門免除、実技×
 第60回 学科一般免除、学科専門免除、実技×
 第61回 学科一般〇、学科専門〇、実技〇 ※逆転での完全合格!

~使用した参考書~
・気象学入門
・最新気象学のキホンがよーくわかる本
・らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト(一般、専門、実技)
・よくわかる気象学(一般、専門、実技)
・一般気象学
・気象予報士試験模範解答と解説(第47回~60回)
・真壁京子の気象予報士試験数式攻略合格ノート
・気象予報士試験精選問題集 2022年版

~TeamSABOTENさんの利用講座~
・実技最初の一歩講座
・はじめての天気図解析(トラフの解析、前線解析)
・模擬試験(学科一般 21、学科専門 21~24)
・第58回気象予報士試験 実技解答解説速報
・全国統一予報士モシ(直前)
これ以外にも受講していたはずですが失念してしまいました。申し訳ございません。

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