第61回試験 合格
なっつ さん(女性、社会人)
受講歴
実技時短サーキットコース、実技★最初の一歩★講座、全国統一予報士モシ(直前)、オリジナル合格模擬試験
コメント
【気象予報士の学習や試験のことについて】
・勉強をはじめたキッカケ、目的
旅行やイベントによく行くのですが、旅先で雨が降ったり、イベントが台風で中止になることが多く、
地域や季節に応じた降水のメカニズムが分かれば、雨が降ろうとも楽しめるのではないかと思ったからです。
・勉強期間
約5年。初めの2年ほどは全く勉強しない期間もありダラダラと続けていました。
コロナが蔓延し、おうち時間が増えたことで本腰を入れました。
・1日の平均勉強時間
平日4時間程度(朝出勤前に1時間(直前の2週間は2時間)・夜帰宅後3時間)
休日6時間程度
・学科一般で苦手だったところ
計算問題全般。計算が出てくると分野問わず解けず苦労しました。
中層大気は計算がないにも関わらずなぜかずっと苦手でした。
・学科専門で苦手だったところ
問15。数値予報。
・実技で苦手だったところ
鉛直断面図。(61回では出題がなくラッキーでした)
等圧線、等温線、前線などの作図問題。
全体を通して、どの時間・どの高度・どの領域を問われているか、
時系列や全体像を素早く捉えることができませんでした。
・苦手だったところを克服した勉強方法
◇一般・専門
過去問から類似問題をかき集め、相違点を精査しました。
〇〇回では問題文に書かれているところが、△△回では答えに直結することに気づき、
問題文をよく読んで問題文から学ぶことを意識しました。
専門はホームページをノートに整理しました。(気象庁のホームページは情報の宝庫ですが、
リンクを飛んだり戻ったりが多く混乱するのでオリジナルノートを作成。)
◇実技
時短サーキットの前線・補助線サーキットを受講。テキストをコピーし何度も繰り返しました。
時系列や全体像を捉えることは最後まで苦手で、61回試験実技2で迷子になりながら解くことになりました。
・勉強していて楽しかったこと
実技は新しい問題に出会うたびにわくわくしました。
出題の意図がわかり、伏線回収ができた時は成長を感じ楽しかったです。
SNS での交流。勉強方法を聞いたり、上手くいかない時、上手くいっている時、
みんなで励ましあったりといい関係が構築できました。
実際にお会いした方もいてモチベーションが上がりました。
・受験生におすすめの勉強方法
◇学科
過去問の解説+テキストで周辺知識を補うこと、根拠を探すことです。
過去問の解説だけでは当該問題は解けるようになりますが、
違う方向から出題されると解けない可能性があるため。
◇実技
とにかく過去問演習+復習です。模範回答を読めば、「あ~、わかる」と次に進みたくなりますが、
しっかりと問題文や図を見直した上で、模範解答が導かれた理由・根拠を探すことです。
◯◯回ではこういう問題が出ていたので、こういう問題もありかなと
自分で問題を作成するのもオススメです。
予想なのに過去形で書いていないかなど、国語的なところも意識していました。
短時間で問題の意図を汲み取ることが苦手だったため、61回試験に向けて、
意図を汲み取る必要がほぼない作図問題を徹底的に学習しました。
配点が大きく意外と得点源であり、差がつく分野だと思います。
【TeamSABOTEN のスクールについて】
・感想(内容や難易度など)
難しいです!!!しかし、これが理解できれば合格に近づくと思えば苦ではなかったです。
解説が詳細で最終的には理解できて自信につながりました。
・役立ったおすすめの教材(講座、模擬試験、動画など)とその理由
模擬試験の5個セット。予報官X様。
模擬試験を解いて解説を読んだ後、同じ事象でも他にどんなバリエーションがあるのか、
予報官X様を視聴することで知識の幅を広げることができました。
重要なポイントを何度も楽しそうに話されるため試験中も恭子先生の言葉がおりてきて解けました。
【試験日や合格発表日のことについて】
・本試験の日のエピソード
受験番号を絶対に間違えないように確認すること。
55回の一般試験終了後、回答用紙回収までの時間に回答用紙を眺めていたら、
受験番号の記入ミスを発見。絶望でした。
それ以来、間違えるはずがないなんて思わずに確認をしていました。
・合格発表日のエピソード
不合格だとも思いつつちょっぴり期待していたため有給を取得していました。
10時になりホームページで合格基準69%を確認、不合格を確信!
コインロッカーにスマホを閉じ込め、結果をみれない状況にして、カフェで実技1回分を行いました。
回答解説が終了し帰宅。もう一度61回試験の自己採点を行い、やっぱり厳しいなと思いました。
いよいよ現実を受け止める時間です。合格者一覧の中に見覚えのある番号が視界に入りました。
急いで受験票を取り出し、自分の番号であることを確認。
一気に体の力が抜けて、泣きました。こんな奇跡が起きるのかと信じられませんでした。
【今後のことについて】
・気象予報士の資格を何に活かしたいか
自治体職員であるため、地域の特性に応じた対策・対応をとれるようにしていきたいです。
【これから挑戦する受験生へのメッセージ】
何度も心が折れそうになるかと思いますが、合格したときの喜び・達成感はすごく大きいので
諦めないで合格を掴み取ってほしいです。
困ったときは、SABOTENさんの力を借りればなんとかなります。
金銭的な問題もあるかと思いますが、思い切って受講してみてください。
【自由記入欄】
これまでの経過を書いてみました。
上記の内容と重複する部分もあります。
◇活用した講座、模擬試験
はじめの一歩講座、実技模擬試験5個セット、模擬試験24 採点サービス
◇57回試験【5回目の挑戦で初めて学科(一般・専門)ともに合格】
実技はほぼ勉強していないため不合格
使用したテキスト
一般・専門共にらくらく突破及びよくわかる気象学を使用
一般気象学は難しくて理解不能なため購入のみ、使用せず。
5回目の挑戦で初めて学科試験を突破しました。
しかし、この回は一般試験において全員正解の問題がありながら
ボーダーが10点に下がったことで合格となりました。
やっと合格し、絶対に学科免除期間内に完全合格すると意気込んで勉強をすすめ、
過去問を何周もこなしましたが、今思うと回数を重ねただけ、
過去問を食い散らかしていただけだったと思います。
また、ラッキーな一般合格であったにも関わらず、一般の勉強をほぼ行わず、
曖昧な知識で実技の勉強を進めたことが、その後振り出しに戻った原因だと思います。
◇58回59回試験【実技のみにも関わらず不合格】
使用したテキスト・講座
らくらく突破、よくわかる気象学・藤田先生の講座
過去問では点数が取れていましたが、初見の問題への対応(素早く正確に読み取る、出題の意図を汲み取る)
ができず不合格。振り出しに戻ってしまいました。
問題を理解していたのではなく、回答を暗記してしまっていたため初見の問題に歯が立ちませんでした。
問題終盤の配点が大きめ(40字程度)の記述をごっそり間違えることが多く得点がのびませんでした。
59 回試験後、不合格だと悟ったためすぐに学科の勉強を再開しました。
◇60回試験【学科(一般・専門)ともに合格・実技不合格】
57回試験で学科合格後ほぼ学科の勉強をしていなかったため苦戦すると思いましたが、
意外と問題が解けたことに驚きました。
実技の勉強をする中で、点と点が線になっており、その線をより強固なものにするための学習を行いました。
・一般
57回試験と同じように、よくわかる気象学で勉強を開始しましたが、今の自分には簡単すぎると判断し、
一般気象学を活用しました。
難解な数式や表現が多く避けていた一般気象学が不思議と読めるようになっており、
過去問を解いては一般気象学で根拠を探し知識の補填・上積みを行いました。
文系人間は法規満点が合格への絶対条件だと思い、気象業務法、水防法、災害対策基本法を全て印刷し
頻出問題や出題方法を研究・追記することで正答率が上がりました。
実際に、60回試験では法規は満点でした。
・専門
57 回試験のために作成したノートをホームページと照らし合わせ、最新情報にアップデート。
ほとんどホームページと過去問で勉強しました。
◇61 回試験【実技合格】
過去問を何周も繰り返し、ほぼ満点、数値まで覚えてしまっている状況であったため、
知識に漏れがないかを確認するために試験1ヶ月前にではありましたが
SABOTEN模試の5個セットを購入しました。
試験間近に新しい問題に手を出すのは躊躇しましたが、思い切って購入して良かったです!!!!!!!
いざ解いてみると、「こんな長文かかせるの?」「これ試験なら穴埋めやん」と
難易度が非常に高く途方に暮れました。
しかし、この模擬試験のおかげで本質が理解できていないことに気付けて良かったです。
1ヶ月前だったので非常に焦りましたが…。
解説が詳しく、季節・地域に応じた事象など本質から理解することができたと思います。
模擬試験を解き、解説を読み復習した後は、同一テーマの予報官X様を視聴し、さらに理解を深めました。
すると…本番でも恭子先生の声が聞こえてきて回答することができました。
「気圧傾度が大きくなってますね!こういうところで風が強く吹くんですよ」と脳内で再生されました。
本当に視聴していて良かったです。
また、シリーズ24の模試も購入し採点サービスも利用させていただきました。
点数は50点台でしたが、最後まで辿り着くことができ、この難問で最後までいけたので、
本番では普通に解けば最後まで行けるかもと自信がつきました。
本番で類似問題が出たので「恭子先生すごい!!ありがとう!!」と思いながら解いていました。
実技1はこれまでで1番の出来だと思いましたが、実技2で出題の意図が汲み取れなかったり、
記述方法に迷う問題が数問あり、平均するとギリギリ不合格かもしれないと思いガッカリしました。
模範解答が発表され自己採点を行いましたが、やはり実技2で丸ごと20点ほど落としている範囲や計算ミス、
問題の読み取りミスなど、複数のミスを発見し不合格を覚悟しました。
合格発表まで甘め、厳しめと何度も自己採点しては一喜一憂していました。
結果的には、ミスによる失点を実技1.2通して、10点以内に抑えられたことが良かったと思います。
分からない問題があるのは仕方ないので、ミスを最小限に抑えて他の問題でしっかり正解すれば
合格基準に達するのだと思いました。(実技1は不正解はありますがノーミスです。)
合否発表当日
ホームページで合格を確認しこれ以上ない充実感でいっぱいでした。
9回目でやっと合格出来ました。諦めなくて良かったです。
SABOTEN さんにお世話になり、まだやるべきことがある!!とカツを入れていただいたような気がします。
本当にありがとうございました。